本学特任教授と卒業生がANA便の機長と副操縦士として同じ便に乗務、初の師弟フライトが実現しました。

 航空操縦学専攻2期生で全日本空輸(ANA)副操縦士の片野裕仁さんと、ANA機長の佐野克彦特任教授が先月15日から17日の間ANA国内線で偶然乗務が一緒となり、現役教授と卒業生の師弟フライトが実現しました。

 2名は、佐野特任教授がANAボーイング767の機長、片野さんが同副操縦士を務めながら羽田空港を起点に、庄内、富山、岩国、広島の各空港を往復、23日で計10便の一連のフライトパターンを乗務しました。この内、便を片野副操縦士が操縦しました。佐野先生はその時の様子を次のように語ってくださいました。

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お盆のまっただ中の週末、東海大学に来て1年半ようやく卒業生とフライトの仕事をする機会がありました。ANAB767に乗務するPILOTは総勢約500名そのうち副操縦士が約220名います。ANAですでに副操縦士になっている本学の卒業生は14人いますが、ひと月に3~4日しかANAで乗務できない私にとってこれまでなかなか卒業生と乗務する機会に恵まれませんでした。

片野君は東海大学を2011年に卒業しANAに入社、2年弱の地上研修の後、B767副操縦士昇格訓練に臨み、20141月に副操縦士として発令を受けています。

発令後約8ヶ月だそうですが、すでに立派に副操縦士として機長援助業務をこなし、また、自分の操縦するフライトでは安定した操縦ぶりを見せてくれ、かつ将来の機長昇格に向けてより品質の高いフライトをすべく更なる向上心も見せてくれました。

今後も多くの東海大学卒業生と操縦席で一緒に仕事ができることを楽しみにしております。

TV報道記録

MBS News Voice 6/6/2015

東海大学新聞8月1日記事